■説明:アメリカ議会図書館では2003年度の国立録音資料登録の一つとして本作を選出。
ゲイは当時、ベトナム戦争から帰還した弟から戦場の様子を聞き、反戦曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」をモータウンの専属作家のアル・クリーヴランド、フォー・トップスのメンバーのレナルド・ベンソンらと共に書き上げた。
モータウンの社長ベリー・ゴーディは当初この曲を気に入らず、シングルとしてリリースすることに難色を示したが、ゲイはそれに対して、リリースしなければ残りの曲のレコーディングもしないと反論した。そして、最終的には1971年1月20日、アルバムに先駆けてシングルとして発表され(B面は「ゴッド・イズ・ラヴ」)、Billboard Hot 100で2位、R&Bチャートでは1位を記録。この曲のヒットを受けて、ゴーディは残りの曲のレコーディングを指示し、5月にアルバムが完成した。
2曲目の「ホワッツ・ハプニング・ブラザー」は、タイトル曲に引き続き弟に捧げられた反戦歌で、更にアルバムを通じて貧困、警察の横暴、ドラッグ問題、児童遺棄、都市の退廃、秩序不安といったアメリカの社会問題について言及されている。
タイトル・ナンバーのメロディが随所で再登場する構成も相まって、コンセプト・アルバムと呼べる内容である。
また、ゲイは自分の表現を妥協せずに貫くべく、モータウンのアーティストとしては異例のセルフ・プロデュースに挑み、同時期にセルフ・プロデュースの路線にシフトしたスティーヴィー・ワンダーにも影響を与えている。
US正規リイシュー、180グラム限定。リプレスは1997年または1998年との事。歴史的大名盤。
Matrix / Runout (Runout side A, hand-etched): S 35943 DcBqs
Matrix / Runout (Runout side B, hand-etched): S 35944 RE1 DcBqs
180 gram
Limited Edition Classic LP
High-Definition Premium Virgin Vinyl Pressing For Super Fidelity
The Nicest Thing You Can Do For Your Stylus And Your Ears
The Ultimate Record: The Way Music Was Meant To Be Heard And Great Enough For An Audiophile
■収録:Tracklist
「Side 1」
1. ホワッツ・ゴーイン・オン(1971年発売時の邦題:愛のゆくえ) - What's Going on (Al Cleveland, Marvin Gaye, Renaldo Benson)
2. ホワッツ・ハプニング・ブラザー(1971年発売時の邦題:友に何が起きるのか) - What's Happening Brother (M. Gaye, James Nyx)
3. フライン・ハイ - Flyin' High (In the Friendly Sky) (M. Gaye, Anna Gaye, Elgie Stover)
4. セイヴ・ザ・チルドレン(1971年発売時の邦題:御子に救いを) - Save the Children (A. Cleveland, M. Gaye, Renaldo Benson)
5. ゴッド・イズ・ラヴ(1971年発売時の邦題:神の御前に) - God is Love (M. Gaye, A. Gaye, E. Stover, J. Nyx)
6. マーシー・マーシー・ミー - Mercy Mercy Me (The Ecology) (M. Gaye)
「Side 2」
1. ライト・オン - Right on (Earl DeRouen, M. Gaye)
2. ホーリー・ホーリー(1971年発売時の邦題:全知全能の神よ) - Wholy Holy (R. Benson, A. Cleveland, M. Gaye)
3. イナー・シティ・ブルース(1971年発売時の邦題:無への叫び) - Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) (M. Gaye, J. Nyx)