希少本 天皇の親族が賤民に落された ねじれ古代史
哲学博士 山本健造・山本貴美子 共著
福来出版（飛騨福来心理学研究所出版図書）
2001年初版1刷
約26ｘ18ｘ1cm
190ページ
モノクロ
※絶版
飛騨の方々は天安川原に集い相談された。その結果、国の未来を開くためにニニギノ命を総大将にして威風堂々と降りて行かれた。その方々の子孫が、まさかまさか、まさか賎民に落とされ、二千年の後まで塗炭の苦しみに喘ごうとは、誰一人夢想だにしなかった。その方々に子々孫々、高天原において父祖が契ばれた約束を守り続けて古神道と皇室を守りぬかれた。身は賎民にやつしても天孫こそ、嗚呼、最も尊く深い人生であられ、なんたる悲しきねじれ古代史。
哲学博士山本健造・山本貴美子両氏による、一般書店では販売されていない上に絶版となった大変貴重な資料本。
【イラスト】天孫降臨
大和朝廷の前身、高天原時代の歴史を綴った『日本のルーツ飛騨』より
大正天皇の御大葬、昭和天皇の御大典（即位式）まで、儀式の中で近親者が担う重要な役を同和（天孫）の方々が代々受けもっていた。
【まえがき】
この本は飛騨王朝の語り部の物語から出発して実地調査していたところ行き着いた結論です。
一、天皇の即位式や御大葬の御輿を担いだのは同和の方々であった。何故か？
二、最高位の天皇と最低位の賎民（に落とされた人）と親戚付き合いがある。何故か？
三、天皇の御陵のまわりに被差別部落が必ずある。何故か？
四、歴史書は勝った権力者に都合良く書かれるというが『古事記』『日本書紀』には皇室の罵言がどうして沢山出てくるのか？
五、中国では春秋時代というのに、何故日本は神代とごまかされているのか？
六、国を譲った方の出雲がハッキリとわかって、譲られた強いはずの国が、何故、国名を高天原とごまかされてわからないのか？都合の悪いものが国名を消したのではないのか？
七、『古事記』『日本書紀』を編纂した者は一体何者なのか？誰に一番都合良く書かれているのか？それが一番の曲者ではなかったのか？
八、それは恐るべき敵討ちから立教した、古代新興宗教であった。法も、秩序もない頃、宗教で人心を握り、都合の悪い歴史を消し、己が宗教の行状を巧みに正当化して、大ウソの教義で民心を味方にしたその力は、天皇をはるかに超えて、社会を牛耳った。
九、その新興宗教は、排他性をもち、従わない人々に恐ろしい迫害を加えた。
十、従わない人とは、天照大神に代表する古神道を守る人々であった。
十一、驚くなかれ、その古代新興宗教は国譲りを宗教の形で仕返しをしてきた。そして天照大神を代表する古神道と激しい争いがあり、古神道が負けてしまった。その結果古神道を守った人々は同和に落とされ、二千年の過酷な苦しみを味わいながら、ひたすら皇室と歴史を守りぬいた。
この本は、飛騨の口碑と客観的資料から帰結した筆者の推論です。本文の中でたとえ断定したようなところがあっても、なりゆきでそうなったので総て推定ですのでここでお許しを得ておきます。
現在の地上にある如何なる宗教や建築物やその中の人と、本書とは何ら関係ありません。
【目次】
一章 出雲は譲った国を奪還し宗教で歴史を隠した
先祖は国防につとめた
天照大神の英断
出雲と四重の政略結婚
スサノオ、オオクニヌシに厳く怒る
偉大なる人格者天照大神
国を譲るか、戦か 談判
国を譲る以外に生きる道なし
飛騨の使者天照大神の御心を伝える
カモノを後継者にしていれば
神事に残る別れの宴 飛騨の温情
出雲大社に伝える身逃神事
国譲り一件落着
オオクニヌシの子 逆怨み骨髄
幽閉から神に逆転発想
オオクニヌシは神妙に生涯を閉じた
オオクニヌシの葬式がその時だ
ホヒ殺される？
葬式すらなし？
オオクニヌシの子 政権を奪還
政権奪還と仕返しが出雲大社の神事に？
古神道が負けたことをも表した相撲
「出雲大社は国譲りの仇討」を表明？
オオクニヌシを神にして君臨
ホヒ 神官になり下って以来二千年
幽閉御殿が出雲大社に変身？
オオクニヌシの息子出雲教をつくる
宗教的雰囲気に古代史が消された
新興宗教第1号 出雲教誕生
古代出雲教の発見
古神道
出雲教は古代に新しくおこった宗教であって古神道にあらず
正義を守るには破邪顕正の剣が必要
二章 天孫賎民に転落する
出雲教大和へ進出
『日本書紀』はまるで出雲教の教義書
『出雲大社の由緒』とそっくり
絵にも描けないオオクニヌシの下品さ
『日本書紀』は出雲教の都合で編纂
『記紀』は勝った出雲教が作った歴史
疫病はやり 民苦しむ
出雲教 つけこむ 策略かける
大和の要所を飛騨王朝の昔に抑えていた
三輪山に降り立ったニギハヤヒ
ヌナキイリ姫の衰弱の原因
神宝盗まれる?
責任重大 姫病む
天皇も泣かれる
「八咫鏡」が危ない
三輪山に大田タネコ入り込む
モモソ姫 痛恨の死
大田タネコはオオクニヌシの子孫
天皇謀略に気づく
今尚 三輪山はオオクニヌシを祀る
天皇に何の力もなし
幹部の合意で軍は動いた
天皇の御苦悩
天皇の御決意
三輪山乗っ取りの正当化
出雲教は山の名を御室（諸）山から三輪山にスリ替えた
大ウソまかりとおる
大田タネコ恥を隠す為 墓大造営
不可解な天理市の大和神社
出雲神宝召集事件
朝廷 出雲の社を疑う
出雲の神宝再三調べる
まだまだ発掘されるはず
出雲に全国の神官集る?
天皇 出雲大社を造営
十五代目の逆転
相撲に表象させた 被差別部落の原点
出雲教 暴力で攻める
飛騨の人が先にいたと思う
『日本書紀』で正当化
天孫家を取られ田畑を取られ 命からがら逃げる
行く先々 出雲教勢 攻めこむ
日本に生き埋めの習慣なし
天皇の重臣がなぜこんなにまで?
出雲教と対立した天照大神を奉ずる人々
出雲教勢ドンドン天孫の村を攻める
「八咫鏡」の安全な場所大和になし
出雲教 目指すは「八咫鏡」
トヨスキイリ姫小夫へ帰る
ヤマト姫 後を受け継ぐ
消されたトヨスキイリ姫とヤマト姫
天皇はお祈りのみ
隠れて眠るトヨスキイリ姫の墓
ヤマト姫苦難の道遠し
ヤマト姫 鏡を背負いて大逃避行
ヤマト姫 ついに伊勢国へ
ヤマト姫 大逃避行地図
飛騨に伝わる椿大神社の由来
椿大神社が神宮を守る
椿大神社のおかげ
トヨスキイリ姫、ヤマト姫を助けた人々
しらぬまに被差別部落に
歴代天皇のうち伊勢神宮に参拝は明治天皇が初めてという驚き
「八咫鏡」は伊勢の民家に隠してあったのだ
出雲教「八咫鏡」を探す執念
十代目にして、ついに見つけられる
皇女タクハタ姫の御最期
下劣なる事この上ない出雲教
出雲教見張り所を作り監視、外宮先祭
それが後に外宮に
民家切妻「家には鏡はありません」と表明
死守した人はサルタ彦とウズメの子孫
だまし合い続くうちに風化
天ツ神を絶対に捨てない人々
出雲教の下品でおぞましい仕打ち
聖徳太子仏教を入れる
物部一族 散りぢりに逃げる
ショウム天皇 全国に国分寺を建立
出雲教は大黒と恵比寿 菅原道真で
菅原道真こと天神様を祀る
いじめが悪因習化
江戸時代に身分が固定化した
江戸時代 出雲の乗っ取りは続いた
そして全国 殆ど乗っ取られた
社の乗っ取り正当化の口実か？
天皇の近親者が落とされた
天皇のお住居は竹の園
三章 大陸文化が賤民を生む
オオクニヌシの仇を取ったのは、オオクニヌシが大陸の娘に生ませた子供達
三輪山に住みたいと言った裏のものは？
三輪山のホントウの祭神は誰なのか
三輪山の久延彦神社
出雲風土記
出雲の意宇国が乗っ取られる？
出雲大社の神紋は亀
世論に勝てなかったと思われる
弥生時代に朝鮮文化が流行した
飛騨に伝える、飛騨王朝時代
老翁の話しを実地調査する
『日本書紀』より飛騨の口碑の方が正しかった実例
天孫の故郷、飛騨の文化
飛騨方式
オオクニヌシの仇討の残虐性はどこから？
『日本書紀』の残虐、下品は「日本の心」ではない
『記紀』編纂は誰か？
『記紀』は朝鮮を崇拝している
日本人のとても及ばぬ二枚舌
大陸思想の出雲教方式が被差別民を作った
言葉より日本人を観る
最も人間らしく生きることができた飛騨の縄文時代
数千年間精神文化が咲き乱れた
古神道の祝詞のアワギハラの起こり
外人が来る前に、古神道をもつ日本原住民が日本に多く広がっていた
天皇あれませばこそ
建国の功労者の名誉を回復せよ
天孫が守ったのは歴史と国体であった
天皇あれませばこそ
肇国の先祖に感謝 懺悔 誓い
建国の功労者の天孫の方々へ感謝、慰霊の御社創建
趣意書
あとがきにかえて
天照大神・神宮御遷宮跡（元伊勢伝承地）
【著者について】
山本健造（1912年 - 2007年）、日本の超心理学者、哲学博士。「飛騨福来心理学研究所」創立者。
岐阜県高山市（旧・吉城郡国府町）出身。1956年、「福来博士記念館」を高山市の城山内に建設。その後、飛騨福来心理学研究所を国府町にて創立し、1983年に学術研究の財団法人として許可される。1987年、アメリカの学会に招待され研究発表。1999年、アメリカにて「六次元弁証法」が認められ哲学博士号を授与される。
自身の体験や、福来友吉が発見したとされる念写などに基づくスピリチュアリティのメカニズム解明に長年従事する傍ら、古代・近代日本史を独自の視点から研究しそれを一般に向けて説いた。
【主な著書一部紹介】
六次元の神秘と驚異: 不思議の源泉・神通力と密教 念写発見の真相: 世界的超常現象の先駆者福来友吉博士の生涯 六次元の超能力: 六次元エネルギーと霊能誘発法 神秘の六次元世界: 四角錐思考の新発見 六次元曼陀羅の原理: 頭脳明晰の王道 精神統一の妙境: 六次元の力発動の原理 魂と科学の接点: 「六次元空間」でのみドッキング 日本起源の謎を解く: 天照大神は卑弥呼ではない 明らかにされた神武以前: 日本民族- その源流と潜在意識 念写とDr.福来 草食瞑想と肉食闘争が分けた深層心理: 正しく分析すれば病癖が良く治る 無我一念法による精神統一の妙境 大東亜戦争は正当防衛であった!: 戦勝国によるマインドコントロール 目かくしされた史実 大東亜戦争は正当防衛であった: 無実の罪を晴らさねば祖國危し 神秘の六次元世界: 四角錐思考の新発見 夢・心・病気治療 日本滅亡: このままなら必ず来る 裏古事記: 古事記にぼかされている日本古代の真実の歴史（山本貴美子との共著） 六次元弁証法: 物心両界と理論物理と文化の統合予言の宇宙統一理論 日本のルーツ飛: 飛は古代の中心地だった日本古代正史（山本貴美子との共著） 裏古事記: 古代史のコペルニクス的回転 天皇の親族が賤民に落された ねじれ古代史（山本貴美子との共著） 宇宙統一理論の試み: 物質と意識の統合の彼方に（山本貴美子との共著） 病の元は不愉快であった: 精神分析I（山本貴美子との共著） 心理学遺伝感応四つの限界胎児改悪: 精神分析I（山本貴美子との共著） 革命脳科学: 物から心は永久に生まれない（山本貴美子との共著）
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